2018年5月8日火曜日

新着ニュース

世界自然遺産登録候補「奄美大島,徳之島,沖縄島北部及び西表島」のIUCN評価結果と勧告(登録延期) 2018年5月4日

本年(2018年)世界遺産登録を目指し取組を行っている「奄美大島,徳之島,沖縄島北部及び西表島」に関するユネスコの諮問機関であるIUCNからの評価結果及び勧告について,環境省から公表された報告を以下にお知らせします.

 推薦概要

----(添付ファイルから抜粋)
奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島に関するIUCN 評価結果の概要について

1.世界遺産一覧表への記載の可否
記載延期
 より綿密な調査や推薦書の本質的な改定が必要なもの(推薦書の再提出後,約1年半かけて再度諮問機関の審査を受ける必要がある)

2.記載基準(クライテリア)への適合
ix 生態系
 選定された4 島は大陸島の進化過程の顕著な例を保護している構成要素を含んでいる。しかし、資産の分断等において、生態学的な持続可能性に重大な懸念があるため、推薦地は完全性の要件には合致しない。 推薦地は評価基準には合致しないと考える。

x 生物多様性
 選定された4島は、本地域の独特で多様な生物多様性の生息域内保全のために最も重要な自然生息地を包含している。絶滅危惧種の種数や割合も多く、固有種数と固有種率も高い。世界的な絶滅危惧種の保護のために高いかけがえのなさを示す地域を含んでいる。 しかし、北部訓練場の返還地も推薦地の価値と完全性を大きく追加するものであり、また、構成要素の選択において、推薦の価値にも完全性にも貢献しない不適切な小規模な地域を除くためにも、多くの修正が必要である。
 北部訓練場返還地の関連地域を加え、推薦の価値をもたない不適切な構成要素を除去すれば、推薦資産は本評価基準に合致する可能性があると考える。

3.勧告事項
○ 構成要素の選定や連続性、種の長期的保護の可能性等について再考すること。
○ 沖縄島の北部訓練場返還地を必要に応じて推薦地に統合する等の必要な調整を行うこと。
○ 土地所有者や利用者の推薦地の戦略的及び日常的な管理への参画と私有地の取得等を進めること。
○ 奄美大島ノネコ管理計画の採択及び実施予定等、侵略的外来種(IAS)の駆除管理の取り組みを評価し、既存のIAS 対策を、推薦地の生物多様性に負の影響を与える他のすべての種を対象に拡大すること。
○ 主要な観光地域において、適切な観光管理メカニズムや観光管理施設等、観光開発計画及び訪問者管理計画の実施を追求すること。
 
○ 絶滅危惧種の状態・動向、及び人為的影響及び気候変動による影響に焦点を当てた、総合的モニタリングシステムを完成し、採択すること。 

以上です.

 

  奄美大島5市町村、ノネコ管理計画案まとめる

南海日日新聞(2018年2月20日)

世界自然遺産候補地の奄美大島で、野生化した猫(ノネコ)が国の特別天然記念物アマミノクロウサギなど希少な在来生物を襲って生態系を脅かしている問題で、環境省と県、島内5市町村はノネコの管理計画案をまとめた。計画案では、山中で猫を捕獲し、施設に収容して新しい飼い主を探した上で、引き取り手が見つからない場合は1週間をめどに「安楽死」の処分を行う。各市町村で20日から、島内在住の住民を対象に計画案に対する意見を募集する。3月5日まで。
 固有種や絶滅危惧種を含め多様な在来生物が生息する奄美大島で近年、ノネコが山中で繁殖していたり、在来生物を捕殺する被害が確認されていることを受けて、島独自の生態系の保全を目的に関係機関が共同でノネコの管理計画策定を進めている。

 計画期間は2018年4月から28年3月までの10カ年。ノネコによる生態系への影響を取り除き、合わせてノネコの元になる野良猫の増加を防ぎ、飼い猫の適正飼養を図る取り組みを進める方針。

 奄美大島の森林部の猫の推定生息数は600~1200匹。計画案では、捕獲は環境省が担い、初年度は300~360匹を見込む。捕獲した猫が首輪や各市町村に登録して交付された鑑札を付けていたり、マイクロチップの装着など明らかに飼い猫と分かる場合は、各市町村で写真を掲示して飼い主を探す。

 島内5市町村でつくる奄美大島ねこ対策協議会(事務局・奄美市環境対策課)は、捕獲したノネコを一時収容する施設の整備を現在進めている。奄美市名瀬の旧県立大島工業高校敷地内の職員住宅を改修し、約50匹を収容する飼育スペースを設ける。改修費は1486万6千円(県、5市町村が各2分の1負担)。1月下旬に着工し、3月末の完成を予定している。

 ノネコの捕獲と収容施設の運用は18年4月の開始を予定。環境省奄美自然保護官事務所の岩本千鶴自然保護官は「奄美独自の生態系を守るために、ノネコの早急な対策が必要」と述べ、計画への理解と飼い猫の適正飼養を呼び掛けた。

 計画案は各市町村のホームページ、役場窓口で閲覧できる。住民から寄せられた意見を踏まえて、3月末に管理計画を策定する。

写真:ノネコの一時収容施設への改修が進む旧県立大島工業高校の職員住宅=19日,奄美市名瀬


 

 

 「お笑いインtoマヤー」の講演(主催:沖縄県自然保護課)開催のお知らせです。お笑いを通して犬や猫についての問題を学びましょう。 

(沖縄方言で,インはイヌ,マヤーはネコです)

【開催場所】大宜味村農村環境改善センター

【開催日時】211日(日) 開場:1330分 開演:1400

入場無料です!

【内容】
第一部 お笑いステージ(漫才・コント)犬猫クイズコーナー
第二部  あぎじゃび商店~インtoマヤーであぎじゃびよい!~

【出演】

知念だしんいちろう・パーラナイサーラナイ・いさお名ゴ支部・みっち~・前田夏希

【お問い合わせ先】NPO法人どうぶつたちの病院沖縄
         ☎098-995-9488

2月4日(日)東村農民研修施設 14:30開場 15:00開演
2月11日(日)大宜味村農村環境改善センター 13:30開場 14:00開演
2月18日(日)国頭村 村民ふれあいセンター  14:30開場 15:00開演です

 

 

 

 

特集「やんばる国立公園・奄美群島国立公園指定記念:中琉球の哺乳類の生態,行動,保全」

日本哺乳類学会和文誌「哺乳類科学」57 巻 (2017) 2 号(下記がダウンロードできます)

特集の目次
• 琉球列島の中琉球における新たな二つの国立公園の誕生と世界自然遺産候補地としての課題 山田 文雄 57 巻 (2017) 2 号 p. 183-194
• 沖縄島やんばる地域におけるケナガネズミの食性と生息環境 久高 奈津子, 久高 將和 57 巻 (2017) 2 号 p. 195-202
• 沖縄島における絶滅危惧種ケナガネズミのロードキル発生リスクマップの作製および対策への提言 玉那覇 彰子, 向 真一郎, 吉永 大夢, 半田 瞳, 金城 貴也, 中谷 裕美子, 仲地 学, 金城 道男, 長嶺 隆, 中田 勝士, 山 ...57 巻 (2017) 2 号 p. 203-209
• リュウキュウマツの食痕を指標とした徳之島のケナガネズミの分布調査 城ヶ原 貴通, 越本 知大 57 巻 (2017) 2 号 p. 211-215
• 徳之島産ケナガネズミDiplothrix legataの精子形成に関する組織学的基礎情報 加藤 悟郎, 城ヶ原 貴通, 後藤 嘉輝, 篠原 明男, 越本 知大 57 巻 (2017) 2 号 p. 217-220
• 傷病救護されたケナガネズミとオキナワトゲネズミの飼育記録 中谷 裕美子, 長嶺 隆, 金城 道男, 中田 勝士, 山本 以智人 57 巻 (2017) 2 号 p. 221-226
• 絶滅危惧種オキナワトゲネズミTokudaia muenninkiの分布の変遷 安田 雅俊, 関 伸一, 亘 悠哉, 齋藤 和彦, 山田 文雄, 小高 信彦 57 巻 (2017) 2 号 p. 227-234
• オキナワトゲネズミは夏期に昼行性,冬期に夜行性を示す 久高 奈津子, 久高 將和 57 巻 (2017) 2 号 p. 235-239
• 奄美大島における自動撮影カメラによるアマミノクロウサギの離乳期幼獣個体へのイエネコ捕獲の事例 鈴木 真理子, 大海 昌平 57 巻 (2017) 2 号 p. 241-247
• 奄美大島におけるアマミノクロウサギPentalagus furnessiのロードキル 平城 達哉, 木元 侑菜, 岩本 千鶴 57 巻 (2017) 2 号 p. 249-255
• 奄美大島の果樹園の同一繁殖穴におけるアマミノクロウサギの繁殖と養育行動の2事例 鈴木 真理子, 大海 昌平 57 巻 (2017) 2 号 p. 257-266
• 琉球諸島におけるクビワオオコウモリの分布の変遷 中本 敦 57 巻 (2017) 2 号 p. 267-284
• 特集「やんばる国立公園・奄美群島国立公園指定記念:中琉球の哺乳類の生態,行動,保全」の結びにかえて 安田 雅俊 57 巻 (2017) 2 号 p. 285

以上です.



プロ・ナトゥーラ・ファンド助成(自然保護助成基金)第23回成果発表会」

本発表会で,外来ネコ問題研究会の今期(第27期)の成果を発表してきました.当研究会の発表は下記の「18」です.

PNF自然保護助成基金・第23回成果発表会のお知らせ
2017年11月までに終了したプロジェクトの成果発表会を、以下の通り開催いたします。
申込不要、参加費無料ですので、助成を受けていない方でも自然保護に関心のある方はぜひお越しください。

日時: 2017年11月25日(土)10:00-18:00(開場 9:30)
場所: アーバンネット神田カンファレンス(JR神田駅西口徒歩1分)
    口頭発表・ショートサマリー 2A会場,ポスター発表・懇親会 3B+3C会場

プログラム ※発表順、発表時間は変更する場合がございます。
10:00        開会挨拶:有賀祐勝(自然保護助成基金理事長)
10:05~     口頭発表(国内研究助成)
   1• 江口克之(首都大ツヤオオズアリ調査グループ)「小笠原諸島におけるツヤオオズアリを含む外来アリ類の分布拡大の実態解明および在来生態系への影響評価」
    2• 半澤直人(山形県希少野生動物調査会)「東北地方日本海側水系に固有の希少淡水魚類の保全」
    3• 南 正人(浅間山カモシカ研究会)「くくり罠による錯誤捕獲がカモシカに与える影響」
    4• 西澤啓太(知床生物多様性評価プロジェクト)「森林生態系における自然撹乱としてのエゾシカ食圧を考慮した植物多様性の保全への提言」
    5• 廣田 峻(屋久島照葉樹林ネットワーク)「屋久島低地照葉樹林帯における植生保全研究」
    6• 今村彰生(北教大-神戸大水環境チーム)「北海道のイワナ属は人工の魚止めとニジマスに追いつめられているか」
    7• 船越公威(鹿児島国際大学生物学研究室奄美大島コウモリ類調査団)「奄美大島におけるコウモリ類、特に絶滅危惧種コウモリ類の現状と保全について」
    8• 中西 希(ツシマヤマネコ保全生態研究グループ)「ツシマヤマネコの分散行動と利用環境解析」
    9• 大庭伸也(水田の保全生態学グループ)「アメリカザリガニが水生動物に及ぼす影響とその駆除」
    10• 傳田哲郎(ダイトウビロウ研究グループ)「大東諸島におけるビロウ林の維持・再生に向けたビロウの生態に関する研究」
    11• 若尾慶子(トラフィック)「日本における爬虫類ペット市場の現状」
    12• 新田紀敏(ジンチョウゲ研究グループ)「未知の絶滅危惧ジンチョウゲ科植物の分類学的検討と保護対策の提案」
    13• 田中法生(NPO法人アクアキャンプ)「野生絶滅種コシガヤホシクサの交配方法が生息域外保全個体群の繁殖及び生存に与える影響」
    14• 伊藤加奈(公益財団法人日本野鳥の会)「風力発電がナベヅル、マナヅルに与える影響予測のための基礎調査」
    15• 髙木昌興(ダイトウコノハズク保全研究グループ)「ダイトウコノハズクの繁殖モニタリングと健全な育雛を実現するFRP製巣箱の改良
12:05 昼休憩
12:55~ ショートサマリー(国内活動助成)
 16. 安部真理子(公益財団法人日本自然保護協会)「名護市東海岸の価値を可視化させ保護区にするための生物学的・地理学的などの多角的な調査
 17.加藤義和(深泥池水生生物研究会)「京都市深泥池における市民参加型の水質一斉調査」
 18.石井信夫(外来ネコ問題研究会)「わが国における外来ネコ問題の対策のための普及啓発活動」(報告書PDF)
 19.小西 繭(ぽんすけ育成会)「長野市のため池群に生息する絶滅危惧種シナイモツゴ-ぽんすけ-の保護のための普及活動」
 20.八木正徳(伊豆諸島植生研究グループ)「伊豆諸島の自然保護シンポジウムの開催」
 21.矢嶋 悟(有明海漁民・市民ネットワーク)「有明海の漁業・環境問題に関する研究誌の発行とシンポジウムの開催」
 22.向井 宏(海の生き物を守る会)「日本の砂浜生態系を明らかにするための市民参加型調査の実施・人材養成」
 23.高島美登里(上関の自然を守る会)「上関海域における希少鳥類(カンムリウミスズメ,オオミズナギドリ,アマツバメetc.)保護のための生態調査とシンポジウム開催などの普及活動」
 24.飯田 陳也(日本野鳥の会東京)「葛西三枚洲のラムサール登録を目指して」
 25.土屋 勝(茨城県自然博物館生物多様性保全研究グループ)「「とんぼの池」を利用した絶滅のおそれのある野生動植物種の生息域外保全と自然保護のための普及活動」

13:30~15:00 ポスター発表 (13:30~14:15 奇数番号発表者, 14:15~15:00 偶数番号発表者)

15:00~ 口頭発表(国内研究助成,海外助成)※海外助成の発表者は推薦者.()内は採択者名

 国内研究助成
 26.相場慎一郎(鹿児島大学薩南諸島森林生態研究グループ)「世界自然遺産候補地奄美群島の森林生態系に関する基礎的研究」
 27.東 幹夫(有明海保全生態学研究グループ)「諫早湾潮止めから20年間の有明海奥部海域における底生動物の生息密度変化」
 28.奥山 永(西表島絶滅危惧トンボ類保全対策研究会)「西表島における絶滅危惧トンボ類の保全へ向けた環境DNA解析による生息状況評価」
 29.三谷曜子(北海道シャチ研究大学連合)「知床海域におけるシャチの生息地利用の解明」
 30.川尻啓太(北大カワシンジュガイ研究グループ)「北海道における絶滅危惧種カワシンジュガイの個体群の現状把握と稚貝減少要因の解明」
 31.白木彩子(北海道鳥類保全研究会)「風車立地選定のためのオジロワシの渡り飛行経路と生息地の決定要因の解明を目的とした遠隔追跡調査
 海外助成
 32.吉本 治一郎「グアテマラにおける環境教育教材としての乾燥林ガイドブックの作成」
   33.大島典子(Tomas Diagne)「Conserving critically Endangered West Africa’s Turtles and Tortoises」
 34.佐藤靖明(Richard Olwa)「Enhancing Recovery of Indigenous Critically Endangered Singidia Tilapia Population」
 35.泉山茂之(Gopal Khana)「Community based human-snow leopard conflict mitigation in Nepal Himalayas」
 36.植松千代美(Van Dung Luong)「In order to conserve three endemic Camellia species in Lam Dong province (Vietnam)」
16:28 休憩
16:40~ 口頭発表(特定テーマ助成,緊急助成)
 特定テーマ助成「島の自然環境についての基礎調査」
 37. 岡 奈理子(山階鳥類研究所御蔵島の希少動物保全研究グループ)「御蔵島のミクラミヤマクワガタと鳥類は健在か」
 38.濱尾章二(喜界島鳥類研究グループ)「自然移入した喜界島のモズ個体群の消長と基礎的生態」
 39.金井 賢一(「人と共に生きる鹿児島の自然遺産」収集保存事業グループ)「口永良部島の火砕流跡地に生息するアリ相について」
 緊急助成 
 40.渡邉 修(南アルプス食害対策協議会)「高山帯のシカ食害エリアで増加したマルバダケブキの生態解明」
 41.宮本 尚(NPO法人北海道市民環境ネットワーク「きたネット」)「北海道の自然環境に関わる諸活動のデータ収集とWeb-GISシステム「きたマップ」の構築」
 42.植田睦之(NPO法人バードリサーチ)「全国鳥類繁殖分布調査でわかってきた日本の鳥の状況」
 43.井口利枝子(とくしま自然観察の会)「吉野川河口域保全をめざす市民による、複合的影響評価の手法開発およびフォーラムの開催と報告書の作成」
 44.辻村千尋(日本自然保護協会・世界自然保護基金ジャパン島嶼生態系の外来種問題を考えるシンポジウム実行委員)「島嶼生態系の外来種問題を考えるシンポジウム全国展開」
17:45 講評:大澤雅彦(自然保護助成基金理事,第27期プロ・ナトゥーラ・ファンド助成審査委員長)
17:50 閉会挨拶:高島輝久(自然保護助成基金専務理事)
18:00~19:30 懇親会

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世界自然遺産候補地IUCN現地調査終了記事(朝日新聞 2017年10月20日)

 

平成29年10月3日自然環境

「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界遺産一覧表への記載に係る国際自然保護連合(IUCN)による現地調査について(第二報)


 平成29年2月に世界遺産一覧表への記載のための推薦書を提出した「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」について、世界遺産委員会の諮問機関である国際自然保護連合(IUCN)の専門家による調査が10月に行われます。調査者及び調査日程等についてお知らせします。

1.調査期間 

平成29年10月11日(水)~20日(金)

2.派遣される専門家

バスチャン・ベルツキー(Bastian BERTZKY)氏(ドイツ国籍)
 IUCN世界遺産科学アドバイザー
 欧州委員会共同研究センター研究員
スコット・パーキン(Scott PERKIN)氏(カナダ国籍)
 IUCNアジア地域事務所アジア資源グループ長

3.調査日程


日程 行程 取材の可否
10月11日(水) 来日
10月12日(木)午後
 ~15日(日)午前
奄美大島及び徳之島の現地調査 13日 撮影可
15日 行政機関による取材対応
10月15日(日)夕
 ~16日(月)
沖縄島北部の現地調査 16日 撮影可
10月17日(火)夕
 ~19日(木)
西表島の現地調査 18日 撮影可
10月20日(金) 行政記者会見
離日
20日 記者会見

4.取材について

現地調査の取材に当たっては、円滑な現地調査の実施を確保する観点から、以下の対応にご協力願います。

  1. 調査地については、希少種の生息・生育情報や立入りに伴う環境負荷軽減の観点から、具体的な地名の公開は行いません。また、同行取材もご遠慮いただきますが、以下のとおり撮影と行政機関による取材応答の機会を設けていますので、現場では職員の指示に従って取材いただきますようお願いします。
  2. 現地調査中に3回(奄美・徳之島1回、沖縄島北部1回、西表島1回)、撮影が可能なポイントを設けます。
    10月13日(金)午後 奄美大島
    (集合時間:13:15、集合場所:奄美フォレストポリス第1駐車場(大和村))
    10月16日(月)午前 沖縄島北部
    (集合時間:9:45、集合場所:道の駅 ゆいゆい国頭)
    10月18日(火)午前 西表島
    (集合時間:12:30、集合場所:大原港)
    ※撮影場所における混雑や事故を防止するために、集合場所から撮影場所までは、バス等で移動しますので、集合時間に遅れないようにしてください。撮影場所は、当日の天候と行程を踏まえて、決定いたします。撮影に当たっては、腕章等、社名が確認できるものを着用してください。
  3. 現地調査の最終日(10月20日)に行政機関による合同記者会見を実施いたします。また、全体の中日となる鹿児島県分の現地調査の最終日(10月15日)にも、行政機関による取材応答を実施予定です。各島で夜間観察を行うなど行程がタイトなため、各日の対応ができない旨、ご理解願います。
    <行政機関による取材対応>
     日時:10月15日(日)13:30~
     場所:奄美空港
     対応者:環境省、鹿児島県
    <行政機関による記者会見>
     日時:10月20日(金)13:00~
     場所:国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター
        (沖縄県石垣市八島町2-27  TEL 0980-82-4902)
     対応者:環境省、林野庁、鹿児島県、沖縄県

テレビとラジオ放送のお知らせ
 NHKテレビ総合番組「奄美・沖縄の世界遺産の話」
 【放送日と番組】
・2017年10月18日(水曜日)午前10:05~
・総合テレビの「くらし解説」土屋俊之解説委員

 NHKラジオ番組「奄美・沖縄 世界自然遺産とネコ問題」
【放送日と番組】
・2017年10月16日-19日(月〜木)
・NHKラジオ第一「先読み!夕方ニュース」で説明(17:30ごろから10分間ほど)」.
・テーマ:シリーズ「奄美・沖縄 世界自然遺産とネコ問題」
・アナウンサーさんと土屋俊之解説委員(「2016年6月23日世界自然遺産 カギは猫!?」http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/247525.html)
・出演は16日山田(スタジオ),17日長嶺(電話),18日久野(電話),19日諸坂(スタジオ)
・後日録音されたものを聞きたい場合は、ラジオ「先読み!夕方ニュース」のHPで「過去の「ホットトーク」を聞く」という所からhttp://www4.nhk.or.jp/hitokoto/364/2か月ほどの間は聞いていただくことが可能です。


鹿児島NHK NEWS WEB クロウサギ襲う猫 処分も 09月20日 05時28分

世界自然遺産への登録を目指す奄美大島と徳之島の環境について、有識者が話し合う会合が奄美市のホテルで開かれ、環境省は「アマミノクロウサギ」を襲う野生化した猫について、処分もやむをえないとすることを盛り込んだ管理計画をまとめる方針を示しました。
 政府は、希少な動植物が多く生息している奄美大島と徳之島、それに沖縄県の一部の地域を世界自然遺産に登録するよう、ユネスコに推薦しています。
 奄美市で開かれた会合には、環境省や地元自治体の職員、専門家などおよそ60人が参加し、国の特別天然記念物の「アマミノクロウサギ」などの希少な生物を襲う野生化した猫の問題について話し合われました。
 この中で、専門家が早急に対策を講じる必要があると指摘したのに対し、環境省は県や地元自治体と連携して、山の中から野生化した猫を捕獲し、引き取り先が見つからなかった場合は、処分することもやむをえないとする管理計画を策定する方針を示しました。
環境省那覇自然環境事務所の西村学所長は「野生化した猫を放置すると、奄美大島の生態系が崩れてしまうおそれがあるので、国と県それに地元市町村と議論を重ねて管理計画をまとめ早急に対応をしたい」と話していました。
 他に,「朝日新聞,毎日新聞,南日本新聞,南海日日新聞,奄美新聞の掲載PDF」.この検討に対する環境大臣・UNESCO宛の議論変更要望のネット署名PDF



2017年9月10日(日)日本哺乳類学会2017年度大会自由集会

日時:2017年9月10日(日)11:00-13:00
会場:富山大学五福キャンパス 共通教育棟C11番教室
自由集会F-17「奄美大島と徳之島におけるノネコ対策緊急実施についての要望書」(日本哺乳類学会2015年提出)のその後の進捗と課題」
・山田文雄:要望書提出と2年間の活動
・塩野崎和美:奄美大島と徳之島のネコ問題と現状
・亘悠哉:ノネコの餌選択とインパクト評価
・中下留美子:ノネコの安定同位体研究
・石井信夫:コメント

本集会は無事に盛会に終わりました.当日配布資料(50部用意) が足らずに申し訳ありませんでした.PDFと画像ファイルをダウンロード出来るようにしましたのでご利用ください.

 

 

「生物多様性保全上重要な島嶼におけるネコ対策の緊急実施」

に関する要望書

外来ネコ問題研究会


201795

環境大臣 中川雅治 殿
               
                       外来ネコ問題研究会
会長 山田 文雄
  (森林総合研究所 特任研究員)
                            
「生物多様性保全上重要な島嶼におけるネコ対策の緊急実施」
に関する要望書の提出

拝啓

 日頃より当研究会の活動に対し、ご理解ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、わが国の生物多様性保全上重要な島嶼において、野外で生活するイエネコによる希少種や他の在来種への捕食圧が看過できない状況となっており、このまま放置すると、希少種の絶滅がおこる可能性が高くなっています。また、このようなネコが人獣共通感染症を媒介するリスクも大きいことが分かってきました。以上から、別紙のとおり緊急にネコ対策を実施することを要望いたします。
 
敬具

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連絡先:
諸坂佐利(外来ネコ問題研究会事務局)
221-8686 神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-27-1
神奈川大学法学部諸坂研究室
sally-m@kagawa-u.ac.jp
山田文雄(外来ネコ問題研究会会長)
305-8687 茨城県つくば市松の里1
国立研究開発法人森林研究・整備機構
森林総合研究所鳥獣生態研究室
fumio@ffpri.affrc.go.jp
外来ネコ問題研究会公式ホームページ
   https://invasivecatresearchjapan.blogspot.jp/



「生物多様性保全上重要な島嶼におけるネコ対策の緊急実施」
に関する要望書

外来ネコ問題研究会

 ネコ(生物種としての和名・学名:イエネコFelis catus)は、中東に起源を持つ家畜で、人が日本に持ち込んだ外来種です。避妊去勢されないまま放し飼いされたネコ、さらにそこから生まれたネコたちが自然生態系や人間社会で問題を起こしています。
日本の島嶼には、固有の希少種の生息地や世界的に有数の海鳥類の集団繁殖地があります。こうした生物多様性の保全上重要な島嶼において、野外で生活するネコの捕食等が在来の動物、さらに自然生態系に大きな影響を与えています。とくに、世界自然遺産候補地の奄美大島や徳之島および沖縄島北部においては、このまま放置すると、固有の希少種の絶滅がおきる可能性が高くなっています。
また、屋外にいるネコは、トキソプラズマ症や狂犬病などの重大な人獣共通感染症を媒介するリスクをもたらします。
さらに法的・社会的定義としてのノネコ(鳥獣保護管理法上の狩猟鳥獣)、ノラネコ、飼い猫といった概念は、実務上の区別が難しいため、有効な対策の実施を妨げています。
以上のことから、下記の事項を要望いたします。

要望事項

1.野外からネコの排除を含めた有効な保全対策の実施
1)ネコの捕食によって、希少な在来種や海鳥の集団繁殖の存続が脅かされている島嶼において、野外からのネコの捕獲・排除を緊急に実施すること。

2)これらの島嶼において、希少な在来種などの生息状況やネコを含めた影響要因を調査し、必要な保全措置を講ずること。
(添付資料1参照)

2.有効な保全対策を進めるための法制度の運用と整備
1)複数の法律で管理されるネコに対する統一的対策を実施するために、すき間を作らない法律間の連携した運用が図れるよう,また法律と条例との連携が図れるよう、適切な措置を講ずること。

2)将来的には動物愛護法、鳥獣保護管理法、および外来生物法の改正を図ること。
(添付資料2参照)

3.普及啓発とネコの適正飼養の徹底
1)野外で生活するネコが希少種や自然生態系に及ぼす影響、公衆衛生上の問題、ネコの適正飼養の重要性について、広く国民に対して、正確な知識の理解をもたらすための普及啓発を積極的に図ること。

2)ネコによって希少な在来種の存続が脅かされている島嶼において、野外で生活するネコを新たに発生させないため、地域住民への普及啓発を通じて、飼いネコの適正飼養を徹底させること。
(添付資料3参照)
以上

添付資料1
1.野外からネコの排除を含めた有効な保全対策の実施
 1)ネコ問題を考えるためのネコの分類
 2)外来ネコ問題を抱える日本の島嶼の例
  3)奄美大島における野外のネコによる影響の事例
  4)御蔵島における野外のネコによる影響の事例

添付資料2
2.有効な保全対策を進めるための法制度の運用と整備
 1)ネコ問題の解決に向けて
 2)複数の法律で管理されるネコ

添付資料3
3.普及啓発とネコの適正飼養の徹底
 1)外来ネコ問題研究会主催のシンポジウムや勉強会

添付資料4
ネコ問題の学術団体によるこれまでの要望書
 1)日本鳥学会
 2)日本哺乳類学会

添付資料5
南海日日新聞 2017830日付け「野外猫 早急な捕獲排除を 環境省に要望書提出へ 東京での「島のネコ問題」シンポジウム」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170830-00010000-nankainn-l46

NHK鹿児島(九州地方ニュース) 2017826日付け「アマミノクロウサギ保護対策要望」

添付資料6
5回シンポジウム(東京・早稲田大学,2017826日)チラシ

添付資料7
「外来ネコ問題研究会」パンフレット
以上

日本経済新聞9/6(水)掲載「離島の希少動物 猫が捕食 学者ら国に保全対策求める」
共同通信社取材:日本経済新聞(6日付夕刊)、東奥日報、中日新聞、沖縄タイムズ(いずれも6日付朝刊)、西日本新聞(7日付朝刊)、毎日新聞(7日付夕刊)、中国新聞(9日付朝刊)などに掲載.

  南海日日新聞 8/30(水) 12:01配信 野外猫 早急な捕獲排除を 環境省に要望書提出へ 東京で「島のネコ問題」シンポジウム 離島の猫問題について意見交換したシンポジウム=26日、東京・新宿
  シンポジウム「第5回島のネコ問題」が26日、東京・新宿の早稲田大学であった。事例報告やパネルディスカッションを通し、山中で野生化した猫(ノネコ)による希少種食害や人への感染症媒介リスクなど、各地の離島が抱える猫問題の解決策を探った。来夏の世界自然遺産登録を目指す奄美大島と徳之島では「固有希少種の絶滅が起きる可能性が高い」として、近く国に対し、有効な保全対策を求める要望書を提出することが報告された。

 シンポジウムは動物生態学者や法学者、獣医師らでつくる外来ネコ問題研究会(会長・山田文雄森林総合研究所特任研究員)が主催した。3月以降、奄美大島と徳之島で2回ずつ開催し、東京会場が最終。研究者や自然保護団体関係者、学生など約70人が来場した。

 5氏の事例報告に続き、2氏が講演した。塩野崎和美・奄美野生動物研究所研究員は野良猫対策で行われている不妊化手術(TNR)事業に関連し、手術済みの猫が山中で目撃された事例から「集落と在来種の生息地が近く、捕食を止めることが不可能」と指摘した。

 久野優子・奄美ネコ問題ネットワーク代表は「田舎に行くほど野良猫はその辺にいるものという観念が消えない。外にいる猫が幸せか、根本的な考えから整理すべき」と訴えた。

 東京・伊豆諸島御蔵島や小笠原諸島、沖縄・西表島の事例も紹介された。

 諸坂佐利・神奈川大学法学部准教授は鳥獣保護法の狩猟対象がノネコに限定されている一方、TNRされた野良猫や放し飼い猫が山中に存在する現状から「飼い猫・野良猫・ノネコ」の定義を「所有物・無主物」として再編成することを提案。「自然生態系に脅威を与える猫は山から排除するのがファーストステップとして重要」とした。

 長嶺隆・NPO法人どうぶつたちの病院沖縄理事長は猫対策の一つとして捕獲後の殺処分の必要性にも言及し、「地域の人が責任を持って決めることが大切」と強調した。コメンテーターの石井信夫・東京女子大学教授も費用対効果や即効性の観点からTNRの有効性に疑問を投げ掛けた。

 パネルディスカッションでは会場の質問に登壇者が答える形で意見交換した。

 同研究会は9月にも環境省へ「生物多様性保全上、重要な島嶼(とうしょ)におけるネコ対策の緊急実施に関する要望書」を提出する。野外からの猫の捕獲排除や有効な法制度の運用・整備などを盛り込む方針。


 NHK  鹿児島放送局「アマミノクロウサギ保護対策要望」ニュース報道(九州地方)  http://archive.li/K7xdG#selection-3206.8-3599.1422017年08月26日12時17分

 国の特別天然記念物に指定されているアマミノクロウサギを野生化した猫が襲う被害が相次いでいることを受け、動物学者などの専門家でつくる団体がクロウサギの有効な保護対策を求める要望書を近く国に提出することになりました。
 アマミノクロウサギは、世界自然遺産へ推薦されている奄美大島と徳之島にだけ生息しているウサギで、数が少なく国の特別天然記念物に指定され保護されています。
しかし、山に入って野生化した猫に襲われるケースが相次いでいて、どう保護していくかが課題となっています。
こうした状況を受けて、この問題について調べている動物学者や法律の専門家などでつくる団体「外来ネコ問題研究会」は、クロウサギの有効な保護対策を求める要望書を近く国に提出することになりました。
 要望書では、猫が生態系に与えている影響を詳しく調査することや、アマミノクロウサギの生息域に入る猫の捕獲を可能にする法制度の整備を訴えています。
 「外来ネコ問題研究会」の会長を務める、国立研究開発法人「森林研究・整備機構」の山田文雄特任研究員は「このままでは、アマミノクロウサギを含む多くの奄美群島の固有種が絶滅してしまう可能性が高い。猫がアマミノクロウサギの生息域に入らないような対策を国の責任で講じてほしい」と話しています。

以上

 

ノラネコを保護しようとした際に噛まれた女性(50代)がマダニ毒に感染し死亡したという国内初事例が報道されていました。そして厚労省は、本日、全国の獣医師等に向けて添付の通知を出しました。猫の不適正飼養が招いた、人獣共通感染症のひとつの事例が起きてしましました。情報共有させていただきます。 (2017年7月24日付け)

 厚生労働省健康局結核感染症課「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に係る注意喚起について」

 

 

 

沖縄生物学会「やんばるの森地域におけるノイヌ対策に関する要望書」を沖縄県知事、環境大臣、農林水産大臣、国頭村長、大宜味村長、東村長に提出(2017年6月15日付)

平成29年5月20日
沖縄県知事 翁長雄志 殿
沖縄生物学会 会長 当山 昌直

やんばるの森地域におけるノイヌ対策に関する要望書

2016年9月15日、沖縄島北部の森林地帯「やんばる」が国内33番目の国立公園に指定されました。また、今年2月、政府はユネスコに対し奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島を世界自然遺産の候補地として登録するため推薦書を提出し、2018年夏の登録を目指しています。これも、地元、各関係機関が連携し、それを積み上げてきた賜であり、当学会もその努力に敬意を表します。
  さて、ご承知のとおり、候補地の一つである「やんばる」では、これまでフイリマングース、ノネコ等の外来の哺乳類食肉目によって生態系に大きなダメージを受けてきましたが、関係機関による捕獲対策が功を奏しヤンバルクイナ個体群は回復の兆しが見えてきているところでした。しかし、2015年に国頭村楚洲地域においてノイヌが目撃されるようになり、2016年までには19頭の群れも確認され、今後の個体数の増加と分布域の拡大が懸念されます。2014年以降、ヤンバルクイナについては、目撃および死体に付着しただ液から採取されたDNAの解析によってノイヌによる捕食被害が確認され、他の希少な在来種への捕食が拡大する可能性も懸念されます。個体群の状況について継続的にモニタリングが行われているヤンバルクイナについては、生息状況が悪化し、ノイヌが目撃されている楚洲地域を含む一部の地域では生息確認ができない状況に陥っています。
  これまでのペットの遺棄とは大きく異なり、ノイヌは野外で妊娠個体や子犬も確認され、すでに繁殖によって個体群が維持されています。また、犬はその生態的特性から群れを形成するため、大型の動物も獲物とすることができます。元来ペットであるはずの犬が、野生化した状態となり、イノシシを捕食することも確認されています。この状況が放置されれば、ノイヌに捕食される在来生物が拡大し、やんばるの生態系は短期間のうちに壊滅的状況に陥ってしまう可能性があり、このままでは世界自然遺産の登録への影響が危惧されます。また、すでに人を襲撃した事例も報告されており、環境教育や自然教育の場としてのやんばるの活用も縮小せざるを得ない状況となっております。
  以上、やんばるの森地域における状況の深刻さと緊急性のため、沖縄生物学会第54回大会の総会(平成29年5月20日)において、以下の2点について関係機関が連携し、早急に対応していただけるように強く求めることが決議されました。ここに沖縄生物学会として要望いたします。
1.国頭村・大宜味村・東村におけるノイヌの捕獲・除去を行う。
2.沖縄島全島においてペットの遺棄防止の普及啓発を強化する
(沖縄生物学会第54回大会総会決議)
連絡先
〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町千原1番地
琉球大学理学部海洋自然科学科生物系内 沖縄生物学会事務局
電話 098-895-8577, 8547 FAX 098-895-8576
E-mail: okibio@w3.u-ryukyu.ac.jp
送付先:沖縄県知事、環境大臣、農林水産大臣、国頭村長、大宜味村長、東村長


2017年6月9日金曜日

「外来ネコ問題研究会」会則


「外来ネコ問題研究会」会則

第1条(名称)
本会の名称は、外来ネコ問題研究会(Invasive Cat Research Japan)という。

第2条(事務所)
本会の事務所は、神奈川大学法学部諸坂研究室(17号館509号室) 〒221-8686 神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-27-1に置く。

第3条(目的)
本会は、国内外の学会等学術団体、研究者その他専門知識を有する者との情報共有、連携を図りつつ、全国のネコ問題の実態を調査・把握し、かつその解決策を検討し、国及び地方公共団体並びにNPONGO等その他の団体への政策助言・提言、さらには一般社会への普及啓発活動等を行ない、以ってわが国の外来種問題解決及び生物多様性保全に寄与することを目的とする。

第4条(定義)
1 ネコ問題とは、愛玩動物たるネコの不適正飼養に起因する自然生態系への脅威(侵襲・捕食)、人獣共通感染症のリスク、悪臭、騒音等公害その他第三者への迷惑行為をいう。
2 不適正飼養とは、不妊去勢、予防接種等をしていない個体の放し飼い又は5頭以上の多頭飼養をいう。

第5条(入会資格)
1 本会への入会を希望する者は、別に定める入会申込書を本会事務局に提出の上、理事会の承認を得なければならない。
2 会員は、年会費5,000円を当該年度内に支払わなければならない。
3 前項の年会費は、理事会の承認を以って、減額又は免除することができる。
4 年会費を1年を超えて滞納した者は、退会したものとみなす。

第6条(役員)
  本会運営のために、次の役員を置く。
  会 長: 1名
  事務局: 事務局長 1名、事務局員 1名
 理事:若干名
  前項の役員は、次の職務を行なう。
一 会長は、本会を代表して会を総括し、会議を招集し議長を決める。
二 事務局長は、会長を補佐し、会長に事故があった場合にこれを代行する。
三 理事は、本会の運営方針を議決し、及び各種活動に参画する。
3 役員の任期は、1年とする。但し、再任を妨げない。

 第7条(会議)
1 本会は、年1回程度開催する。
2 理事会は、年数回開催する。

第8条(会則の改正)
この会則を改正する場合には、理事会で発議し、承認を得なければならない。  

付則
この会則は、2016年6月9日から施行する。

2017年5月14日日曜日

過去の講演会・シンポジウム



  • 2015年3月1日 東京(一橋大学)環境省主催「希少種があぶない!!希少種とノネコ・ノラネコシンポジウム」山田文雄,長嶺隆,石井信夫,香取章子,安田直人
  • 2015年3月8日 大阪市(花博記念ホール)環境省主催「希少種があぶない!!希少種とノネコ・ノラネコシンポジウム」山田文雄,長嶺隆,石井信夫,香取章子,安田直人
  • 2015年7月30日 第5回国際野生生物保護管理学術大会(IWMC2015,札幌市) ”Feral cat issues on island ecosystems” Hess, S.,  Roy, S., 塩野崎和美,長嶺隆,竹中康進,佐々木,岡奈理子
  • 2015年11月23日 第21回「野生生物と社会学会」大会(那覇市).「「野生生物とネコ問題」〜許されすぎたハンターをどう管理するか?〜」長嶺隆,喜屋武尚子,諸坂佐利,佐々木哲郎,飯塚布有子,岡奈理子,山田文雄,塩野崎和美
  • 2016年2月27日 13:00-16:00 福岡市:環境省主催「希少種を脅かしているネコたち〜シンポジウム:希少種生息地のネコ問題」山田文雄,長嶺隆,諸坂佐利,石井信夫,安田直人.
  • 2016年9月17日18:30-20:30 北海道大学:日本鳥学会2016年度大会札幌.自由集会「島の鳥類とネコ問題」講演者:長嶺 隆,岡 奈理子,竹中康進,諸坂佐利
  • 2016年10月15日(土)神奈川大学:「外来ネコ問題シンポジウム」神奈川大学法学研究所主催.諸坂佐利,長嶺 隆,山田文雄,環境省
  • 2016年11月6日(日)10:30-12:30 第22回「野生生物と社会」学会大会.東京農工大学:テーマセッション「生物多様性保全地域における外来ネコ対策の早期実施−行政現場からの突破」講演者:山田文雄,塩野崎和美,石井信夫,諸坂佐利
  • 2016年12月13日(火)18:00-19:30:日本大学:「希少種保全のための野生化イエネコ対策 奄美大島と徳之島の問題」日本大学生物資源科学部主催.講演者:山田文雄
  • 2017年3月26日(日)徳之島:「外来ネコ問題シンポジウム」外来ネコ問題研究会主催,講演予定者:山田文雄,長嶺隆,諸坂佐利,伊藤圭子,塩野崎和美ほか,
  • 2017年3月28日(火)奄美大島: 「外来ネコ問題シンポジウム」外来ネコ問題研究会主催,講演予定者:山田文雄,長嶺隆,諸坂佐利,伊藤圭子,塩野崎和美ほか  
  • 2017年6月6日(水)13:30-15:30.千葉県我孫子市我孫子市湖北地区公民館.我孫子市教育委員会主催.長寿大学「島のノネコ問題」講演.岡奈理子(山階鳥類研究所上席研究員).受講者は長寿大学登録者の1~4年生限定(定員200席で既に満杯)一般に非公開.
    • 201779日(日)13-16時半:<日本女性獣医師の会 創立30周年記念講演会> 
    お陰様にて、当会は創立30周年を迎える事となりました。これを記念して、獣医師だけでなく、一般の方々にもお聞き頂きたい講演会を企画致しました。奮ってご参加下さい。  
      (1)ノネコ天国の御蔵島でオオミズナギドリは生き残れるか  岡 奈理子先生(公益財団法人山階鳥類研究所 上席研究員)   
    (2)それでも、私たちはネコを飼う 〜野生化するネコが奪い続ける命〜長嶺 隆先生(NPOどうぶつたちの病院沖縄 理事長)  
     (3)島しょのノネコ対策、東京都獣医師会の挑戦  高橋 恒彦先生(公益社団法人東京都獣医師会 理事)
    場所:中野サンプラザ8階 研修室2(JR中央線、総武線、東西線中野駅北口1分)
    参加費:無料                                主催:日本女性獣医師の会,後援:LAV臨床研究会 公益社団法人東京都獣医師会 申込/問合せ:TEL 03-5701-0325  FAX 03-3723-5167   幅田 
  • 2017年7月27日(木)14時-15時半ごろ【イベント】蔦屋書店代官山店 キッズアカデミー 夏休み自由研究教室「南の島のふしぎなウサギ」
蔦屋書店代官山店主催.講演:山田文雄.紙芝居:栗原七保子・長浜瑞磨・中下留美子(ShoeZ (Shower of education activities for conservation at the Zoo)).定員:小学生30名,有料,現在申込中

  •  
  • 徳之島から奄美大島に移動(2017年3月28日)


    •    2017年7月30日(日)奄美大島:「第3回外来ネコ問題シンポジウム」 


        •    2017年7月31日(月)徳之島:「第4回外来ネコ問題シンポジウム」 


    第3回 奄美大島の現状と課題,そしてその展望
日時:2017年7月30日(日)12:30開場,13:30開演
会場:奄美博物館3階(鹿児島県奄美市名瀬長浜町517)
司会:森林総合研究所 山田文雄
講演1 : 第1 、2 回シンポジウムを振り返って」東京女子大学 石井信夫
講演2:奄美、徳之島、ゃんばる、西表のネコ対策の今後ヘ向けて」NPO 法人どうぶったちの病院沖縄 長嶺隆
講演3 : 奄美大島の改正ネコ条例とは~世界自然遺産に向けた更なる課題」神奈川大学法学部 諸坂佐利
講演4 : 奄美大島におけるネコ対策の現状と今後の課題」奄美野生動物研究所 塩野崎和美 
問い合わせ先:ゆいの島どうぶつ病院0997-69-381

    第4回 徳之島の現状と課題,そしてその展望
    日時:2017年7月31日(月)17:30開場,18:00開演
    会場:徳之島町生涯学習センター(鹿児島県大島郡徳之島町観2918)
    司会:森林総合研究所 山田文雄
    講演1 : 第1 、2 回シンポジウムを振り返って」東京女子大学 石井信夫
    講演2 : 奄美、徳之島、ゃんばる、西表のネコ対策の今後ヘ向けて」NPO 法人どうぶったちの病院沖縄 長嶺隆
    講演3 : 徳之島の改正ネコ条例とは~世界自然遺産に向けた更なる課題」神奈川大学法学部 諸坂佐利
    講演4 : 徳之島におけるネコ対策の現状と今後の課題」奄美野生動物研究所 塩野崎和美 問い合わせ先:徳之島虹の会0997-86-3575












     2017年8月26日(土)第5回 島の外来ネコ問題 対策待ったなしの現状】(仮題)

    日時:2017年8月26日(土)12:30開場、13:00開演  18:00終了予定
会場:早稲田大学(早稲田キャンパス3号館601教室,収容人数207名).〒169-8050 新宿区西早稲田1-6-1.交通:JR山手線高田馬場駅から徒歩20分,西武鉄道新宿線高田馬場駅から徒歩20分,地下鉄東京メトロ東西線早稲田駅から徒歩5分,副都心線西早稲田駅から徒歩17分, 都バス学02(学バス)高田馬場駅 – 早大正門,都バス早稲田停留所,都電荒川線早稲田駅から徒歩5分.

    司会  森林総合研究所 山田文雄
1.
    シンポジウムの趣旨説明   森林総合研究所 山田文雄
2.
    各地の事例報告(影響,対策,課題):
 
    1)対策がこれからの事例
  
    ①奄美・徳之島:鳥獣保護の観点からの報告  奄美野生動物研究所 塩野崎和美
  
    ②奄美大島の現場からの現状および課題報告  奄美ネコ問題ネットワーク(ACN) 久野優子
  
    ③御蔵島  山階鳥類研究所  岡 奈理子
 
    2)対策中の事例
  
    ④小笠原のネコ対策 崖っぷちから脱した10年の取り組みと新たな挑戦 NPO法人小笠原自然文化研究所 佐々木哲朗
  
    ⑤琉球諸島 沖縄の最新の現状報告 NPO法人どうぶつたちの病院沖縄 長嶺 隆
    
3.ネコ問題 どうしたら解決できる?〜間違った飼育はネコを不幸にする〜 NPO法人どうぶつたちの病院沖縄 長嶺 隆

    4.奄美大島徳之島からの対策の必要性(シンポジウム4回の総括から)島の外来ネコ問題解決の3つの課題 神奈川大学法学部 諸坂佐利

    5.コメンテーター 東京女子大学 石井信夫
    6.パネルディスカッション(要望書説明)





    2017年9月10日(日)日本哺乳類学会2017年度大会自由集会

    日時:2017年9月10日(日)11:00-13:00
    会場:富山大学五福キャンパス 共通教育棟C11番教室
    自由集会F-17「奄美大島と徳之島におけるノネコ対策緊急実施についての要望書」(日本哺乳類学会2015年提出)のその後の進捗と課題」
    ・山田文雄:要望書提出と2年間の活動
    ・塩野崎和美:奄美大島と徳之島のネコ問題と現状
    ・亘悠哉:ノネコの餌選択とインパクト評価
    ・中下留美子:ノネコの安定同位体研究
    ・石井信夫:コメント